社会貢献が出来て嬉しく思います

ここのところ埼玉工業大学殿と色々な交流をしております。
お話を伺い、理解に努め、意見を出し合い、せっかく頂いたご縁と機会を有意義に、
またそう思っていただけるように、とにかく一生懸命にお付き合いさせて頂いております。
そして何気なくふと振り返ると、気づかずに撒かれていた種が芽を出しており、
私たちは知らないうちに社会に少しでも貢献出来ていたのだと感慨深くなる時があります。
今回は磯貝製作所が製作し、切削加工の技術サンプルとして埼玉工業大学殿に
展示させて頂いておりますチェスセットのその後を紹介いたします。
~以下、教授から届いたメッセージです~
先週の私の授業「機械工作法」がちょうど切削加工の回でしたので,御社のチェスセットを教室に持っていき,
授業の中で切削加工の役割や,製品に与える価値などを話す際に活用させていただきました。
授業中は何人かがチェスセットに釘付けになり,授業が終わってから10数人がチェスセットの周りに群がり,
実際に手に持ったりしてじっくり見ていました。
そのうちの2人がどうやって造っているだろうと話しているうちに,
プラスチック成形の方が簡単に造れるのではと話を持ち出した学生が別にいて,
私から多くのプラスチック成形には金型が必要で,その金型も概ね切削加工でできている話をしたら驚いていました。
詳しくは数週間後の授業の成形加工の回に話すことを伝えたら,楽しみにしていますという声が返ってきました。
チェスセットの現物が目の前にあることはインパクトが大きく,普段ショーケースで見るのとはまた違い,
実際に手に取れることが特に良かったようです。
今後も他の授業も含めて,より多くの学生に創意工夫やものづくりの技術とは
こういう力(現場力・総合力)だということを知ってもらおうと思います。